日本では失われた30年を経験し、歴史的な低金利が数十年に渡って続いています。
平成時代は、ひと言でいうと経済が失われた時代と言えるでしょう。
バブルが崩壊するまでは、銀行に預けていたらべらぼうに利息が付いたこともありました。
ところが、現在はまとまったお金を銀行に預けても利息はほとんど付きません。
むしろ、利息よりもATMや振込手数料の方が高くついてしまうのてす。
これでは、貯金している意味もあまりありませんね。
こんな時代なのでより利回りが高い運用先を検討するのが賢い選択と言えるでしょう。
預金に代わる運用先として人気があるのが株式投資です。

ですが、投資初心者や仕事などで忙しい人にとっては難しく感じてしまうことも。
上場している株式の取引時間帯は、仕事をしている時間帯なのです。
また、株式投資初心者にとっては何千ものある銘柄から選ぶのは至難に感じるかもしれません。

そんな方にオススメなのは、ETF(上場投資信託)
です。
ETFは、日経平均株価などベンチマークに連動している商品もあり個別銘柄にありがちな倒産リスクなどを極力防げるメリットも。
実際、全国的に知名度が高い日本航空やタカタなどが上場廃止になってしまっことは知られていますね。

日本に限らずグローバルに事業を展開している大きな企業であっても、ふとしたきっかけで経営が困難になってしまうこともあるのです。
しかしETFは個別銘柄にありがちな上場廃止になるリスクを防げますよ。
市場が機能していて、ETFを運用している母体が破綻しなければ消滅しません。
ETFの発行体も倒産したり財務状況が悪化するリスクはありますが、運用期間が長く伝統的な銘柄を選べはそのリスクは軽減されるでしょう。

またETFのメリットは、日経平均株価などのベンチマークに運用している銘柄もあるので、ほったらかし投資も可能なのです。
それを実現させるためには、運営体を選別することですね。
そのコツとは、市場に長い年月上場していて実績の優れている運営体の銘柄を選ぶのです。
さらにETFの優れている点は銘柄によって手数料のかからないノーロード信託があることです。

毎月決まった金額を積み立てられる商品もあるので、天引き貯金と似たような感覚で利用できますね。
個人的に妙味があるのは、ダウ平均や日経平均株価に連動しているETFを価格が安い時に積み立てすることですね。
株式市場は美人の人気投票とも例えられますが、あえて人気が無い時に仕込むのがミソですね。
株式ではありませんが、アメリカドルが低迷している時に仕込んで100万円近くの含み益状態に滞在させることができました。
ETFは個別銘柄のように、上場している企業を調べたりする時間を省けますので、普段から忙しい人にも向いていますよ。